ウーパー劇場『ただいまセネカと、おつかれニーチェ』
- タナカユウジ
- 4月5日
- 読了時間: 2分

整体院での一日が終わり、水槽を自室に戻すと、いつもと少し違う光景が広がっていました。
セネカは元気よく泳ぎ回っているのに対し、ニーチェは草の上で静かに休んでいます。
セネカは、まるで「今日も終わった!」とでも言いたげに、普段と違うハイテンションで水槽の中を駆け回っていました。
元々、セネカは繊細そうに見えるところがあるのですが、実はかなり大胆で、どんどん壁にぶつかりながらも気にせずに泳ぎ続けます。
その姿を見ていると、思わず「何事も勢いが大事!」と、ポジティブなエネルギーをもらえる気がします。
一方、ニーチェはというと——草の上でじっとして、まるで思索にふけっているかのように静かに休んでいました。
いつもはもう少し活動的に動いていることもあるのですが、今日はどこか臆病な一面が見えました。
彼は、実は意外と臆病なところがあって、何かに驚いたり、急に動くのが苦手なことがあるんです。
そのため、今日は余計に静かに休んでいるように感じました。
それでも、セネカが近づいてくると、少しだけ動き出したりもしていました。
セネカが元気に泳ぐ姿を見て、少し触発されて動きたくなったのかもしれません。
まるで「ちょっとだけでもセネカに追いつこうかな」と思っているような感じです。
結局、ふたりはまったく違う方法で一日を締めくくっているのですが、それぞれにとって心地よい時間を過ごしていることに変わりはありません。
セネカの大胆でアクティブな泳ぎも、ニーチェの静かな休息も、どちらもそれぞれのペースで大切にしているのだろうと思います。
ウーパーたちの姿を見ていると、なんだか自然と自分のペースを大切にしようと考えさせられます。
どんな時でも、自分に合ったペースで生きることが大切なんだなと、ふたりの姿に教えられました。
今日も、セネカもニーチェも、それぞれにとって良い一日だったのでしょう。
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