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感情を押し殺すと、本音と身体がズレていく|“平気なふり”が続くとき
「まだ大丈夫です。」 「これくらい平気です。」 そう言いながら、実はかなり疲れていた。 後から振り返ると、そんな経験がある方もいるかもしれません。 人は強いストレスや緊張が続くと、自分の感覚が少しずつわかりにくくなることがあります。 疲れているのに気づかない。 嫌だったことを流してしまう。 本当は無理をしているのに、“普通”として過ごしてしまう。 こうした状態は、心だけではなく、身体にも少しずつ現れていきます。 今回は、「感情を押し殺すこと」と「身体感覚のズレ」について、整体的な視点から整理してみます。 “平気なふり”が続くと、身体感覚が鈍くなることがある 人は、感情をそのまま出せるとは限りません。 空気を壊したくない。 迷惑をかけたくない。 嫌われたくない。 そうした気遣いから、「大丈夫」と答えることがあります。 もちろん、それ自体が悪いわけではありません。 ただ、その状態が長く続くと、“自分がどう感じているのか”がわかりにくくなることがあります。 疲れているのに気づかない。 力が入っているのが普通になる。 呼吸が浅い状態に慣れてしまう。..

タナカユウジ
2 日前読了時間: 4分


“その場では楽だった”のに戻ってしまう理由|身体は「いつもの使い方」を覚えている
「整体のあと、あんなに楽だったのに。」 「数日すると、また戻ってしまう。」 現場でも、こうした声をいただくことがあります。 肩まわりが軽く感じたり、 歩きやすさが出たり、 座っている時の窮屈さが減ったり。 施術直後に変化を感じる方は少なくありません。 ただ、その状態のまま日常を過ごせるかというと、 実際にはなかなか難しいこともあります。 例えば、 帰宅してから長時間スマホを見る。 いつもの浅い座り方に戻る。 気づけば片脚重心で立っている。 そうした普段の動きが重なると、 身体は少しずつ“慣れている使い方”へ戻っていきます。 これは身体が悪いわけでも、 整体が無意味だったわけでもありません。 むしろ、 身体がそれだけ日常動作を覚えているとも言えます。 身体は「正しい姿勢」より「慣れた動き」を優先する 「姿勢を良くしよう。」 と思って背筋を伸ばしても、 数分後には元に戻っている。 そんな経験がある方も多いと思います。 これは意志が弱いからではありません。 身体は、 長く続けてきた動きを“基準”として覚えています。 デスクワーク中の座り方 スマホを見

タナカユウジ
7 日前読了時間: 4分


上手さを見せない難しさ|世阿弥『風姿花伝』を読んで
『風姿花伝』は、室町時代に世阿弥(ぜあみ)によって書かれた能楽論です。 能の演じ方や稽古法をまとめた書物として知られており、日本の古典芸能を語るうえで欠かせない存在として扱われています。 世阿弥は、父・観阿弥から能を受け継ぎ、将軍・足利義満にも才能を認められた人物です。 『風姿花伝』は、そうした経験の中で培われた芸の考え方を、後継者へ残すためにまとめた本だとも言われています。 内容はかなり幅広く、単なる演技論では終わりません。 年齢による芸の変化。 観客との距離感。 どうすれば「花」が生まれるのか。 どのように稽古を積むべきか。 そして、「自然に見えること」とは何か。 『風姿花伝』には、そうした内容が繰り返し登場します。 有名な「初心忘るべからず」という言葉も、この本の中で語られています。 読む前の私は、もっと“芸事の技術書”に近いものを想像していました。 もちろん、技術についての話も多く書かれています。 ですが実際には、「どう上手くなるか」だけではなく、「どう在るべきか」まで考え続けた本のように感じました。 技術書のようで、

タナカユウジ
5月25日読了時間: 6分


「怒れない人」の肩や呼吸に起こりやすい反応|優しさと防御反応の関係
「嫌だったはずなのに、笑って流してしまう。」 「本当は疲れているのに、“大丈夫です”と言ってしまう。」 こうした反応は、性格だけの問題ではないかもしれません。 実際、整体の現場でも、 “怒れない” “気を遣いすぎる” “我慢しやすい” という方ほど、肩や呼吸に独特の緊張が出ていることがあります。 もちろん、優しいこと自体が悪いわけではありません。 ただ、ずっと周囲に合わせ続けていると、身体が「緊張した状態」を覚えてしまうことがあります。 今回は、「怒れない人」の身体に起こりやすい反応について、整体的な視点から整理してみます。 「怒れない人」に起こりやすい身体反応 人は強いストレスや緊張を感じると、身体を守ろうとします。 例えば、 ・肩が上がる ・呼吸が浅くなる ・顎に力が入る ・みぞおちが固くなる ・首の前側が張る ・背中が緊張する こうした反応です。 これは「悪い姿勢」というより、身体が無意識に防御している状態とも言えます。 特に、 「空気を悪くしたくない」 「嫌われたくない」 「自分が我慢すればいい」 という思考が強い方は、怒りや

タナカユウジ
5月20日読了時間: 5分


座っているだけなのに疲れる人へ|身体は“止まり続ける”のが苦手です
「今日はそこまで動いていないのに、なぜか疲れる。」 そんな感覚はありませんか? デスクワークの日 長時間のスマホ 移動や電車 会議 気づけば、ほとんど同じ姿勢のまま数時間。 実際、みどり整体院でも、 「特に動いてないんですけど、すごく疲れます」 と言われる方は少なくありません。 肉体労働をしたわけでもない。 運動したわけでもない。 それでも身体が重い。 首や肩が固まる。 呼吸が浅い。 頭がぼんやりする。 こういった状態は、“動きすぎ”だけではなく、“動かなすぎ”でも起こることがあります。 動いていないのに疲れるのはなぜ? 私自身も、ブログ作業や事務作業が続いた日は、 「今日はそんなに動いていないのに、妙に疲れるな」 と感じることがあります。 逆に、少し歩いた日や、掃除をした日、軽く身体を動かした日の方が、身体が軽いこともあります。 以前は、 「疲れているなら休まなきゃ」 と思っていました。 ただ、実際には“動かなすぎて固まっている”感覚だった。 これは整体の現場でもよく感じます。 身体は、完全に停止するよりも、小さく動き続けている方が自然なのかも

タナカユウジ
5月17日読了時間: 4分


ウーパールーパーはなぜ再生できるのか?研究から考える回復しやすい身体の条件
水槽の中で、のほほんと過ごしているウーパールーパー。 みどり整体院の2匹はもうここに来て1年と3ヶ月が経ちました。当初は小指の先くらいの、本当に小さい存在でしたが、おかげさまですくすく育ちました。 関連記事 ウーパールーパーを迎える ぼんやりこちらを見ていたり、ゆっくり歩いたり、何も考えていないように見えることがあります。 でも実は、ウーパールーパーは再生研究の世界でとても注目されている生き物です。 手足などの複雑な構造を再生できる数少ない脊椎動物の一つとされ、海外の大学や研究機関でも研究が進められています。 見た目はのんびり。 でも身体の仕組みは、かなりすごい。 今回は、ウーパールーパーの再生能力を入り口にしながら、人の身体を整えるときに大切な「回復しやすい条件」について考えてみます。 ウーパールーパーは“再生する生き物” ウーパールーパーは、失った手足などを再び形づくる力を持つことで知られています。 再生の過程では、傷ついた部分に「ブラステマ」と呼ばれる細胞の集まりができ、そこから新しい組織が作られていくと考えられています。...

タナカユウジ
5月9日読了時間: 5分


違和感を無視するとどうなる?心と身体が出しているサインの見方
理由ははっきりしないのに、なんとなく気になる。 ・少し落ち着かない ・集中しづらい ・身体が重いわけではないのにスッキリしない こうした状態を感じることはないでしょうか。 「疲れているわけでもないし、気のせいかもしれない」 そう考えて、そのままにしてしまうことも少なくありません。 ただ、このような違和感は、突然現れるものではなく、身体と心の変化が少しずつ積み重なった結果として表れていることがあります。 はっきりした不調になる前の、いわば“手前のサイン”です。 違和感は「心か身体か」ではなく、両方で起きている 違和感というと、心の問題なのか、身体の問題なのかを分けて考えたくなります。 しかし実際には、その境界ははっきりしていません。 呼吸が浅くなると落ち着かなくなり、気持ちが緊張していると身体もこわばる。 このように、心と身体は同時に変化しています。 どちらか一方ではなく、重なり合いながらサインが出ていると考えた方が自然です。 関連記事 心と身体の関係については、 「心と身体はつながっている バランスを整えるセルフケアのすすめ」 で詳しく解説してい

タナカユウジ
5月9日読了時間: 4分


中野区で整体を探している方へ|通いやすさより相性が大切な理由
中野区で整体を探している方の中には、 「駅から近いところがいい。」 「料金が安いところがいい。」 「口コミが多いところが安心かも。」 このように、比較しながら探している方も多いと思います。 もちろん、それらも大切な判断材料です。 ただ、整体院選びで意外と見落とされやすいのが、「自分との相性」です。 通いやすさだけでは続かないことがあります 駅から近くても、落ち着かない。 料金が安くても、毎回不安が残る。 有名でも、自分には合わない。 こうしたことは珍しくありません。 整体は、単に場所へ行くことよりも、「安心して身体を預けられるか」が大切になることがあります。 相性とは何を指すのか 相性といっても、感覚的な話だけではありません。 たとえば、 ・説明がわかりやすい ・質問しやすい雰囲気がある ・身体の状態を丁寧に見てくれる ・強すぎる刺激ではない ・通うたびに緊張しにくくなる このような積み重ねも、相性の一部です。 身体は安心感がある環境のほうが、力みが抜けやすいことがあります。 中野区にはさまざまな整体院があります 中野区には、多くの整体院やリ

タナカユウジ
5月6日読了時間: 3分


揉み返しと好転反応は違う?整体後の痛み・だるさをわかりやすく解説
整体やほぐしを受けたあとに、 ・押された場所が痛い ・身体がだるい ・眠気がある ・なんとなく重い このような変化が出ることがあります。 その際に、 「これは揉み返しですか?」「好転反応でしょうか?」 と疑問を持つ方は少なくありません。 この2つは同じ意味で使われることもありますが、実際には分けて考えた方がわかりやすい場合があります。 今回は、揉み返しと好転反応と呼ばれる反応の違いについて、身体の仕組みも含めて整理します。 揉み返しと好転反応の違い【比較表】 項目 揉み返し 好転反応と呼ばれる反応 主な原因 強い刺激・身体に合わない負荷 身体の緊張変化・休息モードへの切り替え 出やすい場所 押された部位・局所的 全身的なだるさなど 感覚 痛い・触るとつらい・不快感 眠い・重い・ゆるい感じ 継続時間 数日続くこともある 半日〜1日程度で落ち着くことも 対応 安静・刺激を避ける・次回は強さ調整 水分・休息・様子を見る 揉み返しとは?強い刺激による負担反応 揉み返しとは、一般的に強い圧や身体に合わない刺激によって、筋肉や周囲組織に負担がかかり、痛みや違

タナカユウジ
4月29日読了時間: 4分


骨盤が歪むのはなぜ?姿勢・座り方から見直す身体の使い方
骨盤が歪むのはなぜ?と感じる方へ。 座っていると片側に体重をかけてしまう。 立つと無意識に片足に乗っている。 鏡を見ると左右差が気になる。 こうした状態が続くと、「骨盤が歪んでいるのでは?」と感じることがあります。 ただ、骨盤は単独でズレるものではなく、日常の姿勢や身体の使い方の積み重ねによって、結果としてバランスが変わっていく部分です。 そのため、骨盤だけを見るのではなく、「どのように身体を使っているか」を見直すことが大切になります。 骨盤が歪んでいるように感じやすい状態とは 日常の中でよく見られるのが、身体の使い方の偏りです。 片側に体重をかける立ち方。 足を組む、横座りといった座り方。 長時間同じ姿勢を続ける習慣。 呼吸が浅く、お腹まわりが動きにくい状態。 こうした要素が重なることで、骨盤まわりの筋肉の働き方に偏りが出てきます。 その結果として、左右差や違和感として感じられることがあります。 骨盤は単体ではなく、全体のバランスで変わる まずは骨盤の位置関係をシンプルに見てみましょう。 骨盤は「身体の土台」と言われることもありますが、実際には

タナカユウジ
4月22日読了時間: 4分


お腹が出るのはなぜ? 姿勢と骨盤から見直す身体の使い方
「体重はそれほど変わっていないのに、お腹だけ前に出てきた気がする」 「腹筋を意識しても、思ったほど見え方が変わらない」 このように感じたことがある方は少なくありません。 お腹まわりが気になると、まず脂肪や筋力不足を思い浮かべる方が多いと思います。 もちろん、それらが関係することもあります。 ただ、実際にはそれだけでは説明しにくいケースもあります。 同じ体重でも、お腹が前に出て見える方もいれば、そこまで目立たない方もいます。 この違いには、骨盤の傾き、背骨のカーブ、重心の位置、呼吸の使い方などが関わっていることがあります。 中野区のみどり整体院でも、お腹まわりを気にされる方に対して、単純に「お腹だけの問題」として見ることはあまりありません。 身体は一部分だけで立っているわけではないからです。 お腹の見え方も、身体全体の支え方の結果として出ていることがあります。 まずは、お腹が出て見えやすい身体の状態について整理してみましょう。 よくある状態 お腹が気になる方の身体を見ていくと、いくつか共通しやすい傾向があります。 立っているときに腰が

タナカユウジ
4月17日読了時間: 6分


スマホ首とは?首や肩の違和感が続く理由と身体全体から見直すポイント
首や肩が重い気がする。 スマートフォンを見たあとに、首のつけ根や肩まわりが気になりやすい。 こうした違和感が続くと、「スマホ首かもしれない」と感じる方も多いと思います。 スマートフォンやパソコンを見る時間が長くなると、顔が前に出やすくなり、首や肩まわりに負担が集まりやすくなります。 ただし、この状態を首だけの問題として捉えると、身体の全体像が見えにくくなります。 首や肩に違和感が出ているときでも、実際には胸まわり、肩甲骨、背中、骨盤の使い方まで関わっていることがあります。 そのため、首だけを見ていても、なぜつらくなりやすいのかが分かりにくいことがあります。 今回は、スマホ首とはどんな状態なのかを整理しながら、身体全体との関係をみどり整体院の視点でまとめます。 スマホ首とはどんな状態か スマホ首とは、頭の位置が本来より前に出やすくなっている状態を指す言葉として使われることが多いです。 スマートフォンを見るときは目線が下がりやすく、首の前側は縮こまり、後ろ側は引っ張られやすくなります。 その姿勢が長く続くと、何もしていないときでも顔が前に出やすい状態

タナカユウジ
4月10日読了時間: 7分


整体でよく見るもったいない身体の使い方|中野区で身体の整え方を見直したい方へ
身体を整えようとしているのに、思うように変化を感じにくいことがあります。 ストレッチをしている。 姿勢にも気をつけている。 呼吸も意識している。 それでも、しばらくすると元に戻ったように感じる。 そんな経験がある方は少なくないかもしれません。 整体の現場で身体を見ていると、あと少し視点を変えるだけで、身体の感じ方が変わりそうな方がいらっしゃいます。 その差を分けているのは、特別な道具や難しい知識ではなく、日常の中で無意識にくり返している身体の使い方であることが多いです。 頑張っているのに整いにくい。 真面目に身体と向き合っているのに、かえって力が抜けない。 そんなときは、やり方が足りないのではなく、身体への向き合い方そのものを少し見直した方がよい場合があります。 中野区で整体を受けようか迷っている方の中にも、身体を大切にしようとしているのに空回りしてしまう感覚を抱えている方は多いように感じます。 今回は、整体でよく見かける「もったいない身体の使い方」を整理しながら、身体が整いやすくなる考え方をお伝えします。 身体が整わない人に多い共通点...

タナカユウジ
4月3日読了時間: 7分


ストレッチしても動きにくい理由とは?身体の“滑走”という視点
「ストレッチをしているのに身体が動きにくい。」 「やわらかいと言われるのに、なぜか引っかかる感じがある。」 このような感覚を持つ方は少なくありません。 こうしたとき、一般的には「身体が硬いから」と考えられがちです。 ただ、実際には硬さだけでは説明しにくい動きにくさもあります。 そこで一つの手がかりになるのが、身体の中の“滑走(滑り)”です。 私の整体でも、この滑り方や動きのつながりを大切に見ています。 身体は一つのかたまりではなく、いくつもの層でできています。 筋肉、皮膚、その間にある組織が重なり合い、わずかにずれ動くことでスムーズな動きが生まれます。 この「層同士の動き」を、ここでは“滑り”と呼びます。 滑走が失われると、身体には何が起こるのか 滑走が保たれている状態では、動き出しが自然で、余計な力みが少なく、必要な分だけ無理なく動けます。 一方で滑りが小さくなると、動き出しが重い、途中で引っかかる、一部だけ突っ張る、伸ばしても抜けないといった変化が出やすくなります。 ここで大切なのは、必ずしも「硬さ」だけが問題ではないという点です。...

タナカユウジ
3月31日読了時間: 5分


休んでも疲れが抜けないのはなぜ?身体が回復しにくくなる原因とは
休んでも疲れが抜けないのはなぜ? しっかり寝たはずなのに、朝から身体が重い。 休日に何もしなかったのに、疲れが残っている。 横になって休んでいるはずなのに、頭の中だけが動き続けている。 そんな感覚が続くと、「休み方が足りないのかな」と考えてしまうことがあります。 整体の現場でも、「休んでいるのに回復しない」という声を聞くことがあります。 ただ、休んでも疲れが抜けにくいときは、睡眠時間や休日の長さだけでは説明しにくい場合があります。 身体が本当に休む準備に入れているか。 そこを見直すと、疲れの残り方が少し違って見えてきます。 回復しやすさは、年齢や体力だけで決まるものではありません。 自分の身体の状態に気づけているか。 必要以上に頑張り続けていないか。 安心して休める状態をつくれているか。 こうした小さな要素が、身体の戻りやすさに関わることがあります。 身体の感覚を置き去りにしていないか 回復しやすい人に共通しているのは、特別な健康法を大量に取り入れていることではありません。 むしろ、自分の身体の変化に気づくのが比較的上手い印象があります。 呼吸が

タナカユウジ
3月24日読了時間: 7分


心がすり減る人の思考パターンとは?疲れやすさから抜ける3つのヒント
頑張っているのに疲れが抜けないと感じることはないでしょうか。 仕事や家庭、人間関係で大きな問題があるわけではないのに、気づくと心が消耗しているという方は少なくありません。 このような状態は、能力や努力が足りないから起きているとは限りません。 実際には、知らないうちに続けている思考の習慣が、心の負担を増やしていることがあります。 人は毎日、多くのことを考えています。 その中には役に立つ思考もあれば、心を削ってしまう思考もあります。 今回は、心がすり減りやすい方に見られやすい思考パターンと、そこから抜けるためのヒントを整理してみます。 自分を採点する思考 まず一つ目は、自分を採点する思考です。 多くの人は、何かを終えたあとに自分を評価します。 仕事が終わったあと。 会話が終わったあと。 一日が終わったあと。 その評価が常に悪いわけではありません。 振り返りは成長のきっかけになることもあります。 しかし問題になるのは、常に減点方式で自分を見てしまう場合です。 「まだ足りない。」 「もっとできたはずだ。」 このような評価が続くと、出来たことよりも出来なか

タナカユウジ
3月10日読了時間: 4分


人に合わせて疲れる方へ|優しい人ほど身体が緊張しやすい理由
人に合わせる癖は、身体にどんな緊張を残すのか 優しさは、社会の中で大切な資質です。 相手の立場を考えられること。 場の空気を読み、衝突を避けようとすること。 それ自体は否定されるものではありません。 しかし、人に合わせることが習慣になると、身体にある傾向が現れることがあります。 それは性格の弱さというより、環境への適応の結果といえます。 今回は、人に合わせる癖が身体にどのような緊張を残しやすいのかを整理してみます。 優しい人ほど緊張していることがある 施術の現場で観察していると、周囲に気を配れる方ほど、身体が静かに緊張していることがあります。 特に目立ちやすいのは、首まわり、肩、そしてみぞおちのあたりです。 常に相手の反応を読み取ろうとすると、頭はわずかに前へ出やすくなります。 視線が固定され、首の動きが小さくなることがあります。 みぞおち周辺は無意識に固まり、呼吸が浅くなりやすくなります。 緊張している自覚がない場合もあります。 しかし身体は、常に備えている状態を保っています。 これは弱さではなく、適応能力の高さの現れでもあります。...

タナカユウジ
2月24日読了時間: 4分


三日坊主は性格ではない|努力が続かない「反動」の正体とは
三日坊主は性格ではない。努力が止まる「反動」の話 運動やストレッチ、読書などを始めても、気づけばやらなくなっていることがあります。 そのとき、自分へ向けて出てくる言葉が意外と強いことがあります。 三日坊主だ。 意志が弱い。 だらしない。 こうした評価が先に立つと、次に始める前から身体が重くなることがあります。 ここで一度、性格や根性の話から離れてみます。 努力が止まる場面には、意志とは別の仕組みが絡んでいる場合があるからです。 三日坊主は本当に性格の問題なのか 続かないことを性格としてまとめてしまうと、原因が見えにくくなります。 原因が見えないまま対策を立てると、気合や我慢に寄りやすくなります。 気合や我慢は、短期では動けても、長期では反動を呼びやすい傾向があります。 つまり、続かないのは弱いからではなく、設計が合っていないだけの可能性があります。 ここでいう設計とは、目標の立て方、頑張り方の型、自分への命令の出し方です。 「やらなければ」が作る身体の緊張 何かを続けようとするとき、頭の中には命令文が増えます。 今日もやらなければ。 休んではいけ

タナカユウジ
2月16日読了時間: 4分


ストレッチが合わない日はなぜ起こる?身体の状態に合わせた整え方
ストレッチが合わない日がある理由 私は毎日2〜3回、全身のストレッチをしています。 朝起きたとき。 仕事の合間。 夜、身体を休める前。 習慣として続けていると、「昨日は気持ちよかったのに、今日は重い」と感じる日があることに気づきます。 同じ時間帯に、同じように身体を動かしているはずなのに、反応がまったく違うことがあります。 以前は、その違いをあまり気にしていませんでした。 「疲れているだけだろう」 「今日は硬い日なのだろう」 そう考えて流していたからです。 けれど、整体の仕事を続け、自分の身体も観察するようになってから、考え方が少し変わりました。 ストレッチが合わない日があるのは、珍しいことではありません。 むしろ、身体の状態が毎日違っている証拠だと捉えた方が自然ではないかと思います。 今回は、ストレッチが合わない日がなぜ起きるのか。 そして、そんな日にどう考え、どう付き合えばよいのかを整理していきます。 身体は毎日、同じ状態ではない ストレッチ中に感じる違和感の多くは、やり方そのものより、その日の身体の状態によるものだと感じています。...

タナカユウジ
2月7日読了時間: 5分


身体が硬い方へ|モビリティトレーニングを整体の視点でわかりやすく解説
身体が硬いと感じる。 肩や股関節が動かしにくい。 ストレッチをしても、すぐ戻ってしまう。 そのように感じている方は少なくありません。 原因は、単純に柔軟性不足だけではなく、「動き方」が偏っている場合もあります。 そこで近年注目されているのが、モビリティトレーニングです。 モビリティとは、ただ柔らかくすることではありません。 身体を自分で動かし、どこで引っかかり、どこが使いやすいかを感じ取る考え方です。 みどり整体院でも、身体を観察する視点として、この考え方と近い部分を大切にしています。 今回は、肩まわりと股関節をテーマに、画像を見ながらわかりやすく整理していきます。 モビリティトレーニングとは何か 柔軟性とモビリティは、似ているようで少し意味が違います。 柔軟性は、どこまで動くか。 モビリティは、どう動くか。 大きく動くことだけでなく、 ・途中で止まりやすい場所 ・力みやすい方向 ・左右差 ・動きのなめらかさ こうした点を確認していきます。 無理に伸ばしたり、回数をこなすことが目的ではありません。 今の身体の使い方に気づくことが、第一歩にな

タナカユウジ
1月29日読了時間: 4分
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