ふくらはぎが元気だと、全身が軽やかに感じられることも
- タナカユウジ
- 5月1日
- 読了時間: 3分
今回は、日々の生活ではなかなか意識しにくい"ふくらはぎ"について、少し深く掘り下げてみたいと思います。
1. ふくらはぎは「第二の心臓」

ふくらはぎは、ただ立ったり歩いたりするだけの筋肉ではありません。医学的には、腓腹筋(ひふくきん)とヒラメ筋(ひらめきん)を中心とした筋肉群で構成されています。
この部位は、心臓から送り出された血液を、重力に逆らって再び心臓へ押し戻す"ポンプ"の役割を果たしています。
そのため、ふくらはぎはしばしば「第二の心臓」と呼ばれるのです。
ふくらはぎの働きがスムーズだと、血液やリンパの巡りも整いやすくなり、身体全体のバランスにも良い影響を与えます。
2. ふくらはぎが疲れると起こる変化
日常生活の中で、ふくらはぎには想像以上の負担がかかっています。たとえば、長時間の立ち仕事、デスクワークによる座りっぱなし、急な運動など。
これらが続くと、ふくらはぎの筋肉が硬くなり、次のようなサインが現れることがあります。
むくみやすくなる
脚がだるい、重く感じる
足先が冷える
夜間、足に違和感を覚える
身体は常に小さなサインを送っています。こうした変化に気づくことが、ケアへの第一歩です。
3. ふくらはぎが攣りやすくなる原因
「ふくらはぎがよく攣る」という方も多いかもしれません。
その背景には、次のような原因が考えられます。
筋肉疲労や血流不足
水分不足やミネラル(特にカリウム・マグネシウム)不足
同じ姿勢を長時間続けること
急な運動や冷えによる筋肉の収縮
ふくらはぎが攣るのは、身体からの「疲れているよ」「ケアしてほしいよ」という小さなメッセージとも言えるでしょう。
4. セルフケアのすすめ
では、ふくらはぎをケアするために、どんなことができるでしょうか。
(1) やさしいセルフほぐし
両手でふくらはぎを包み込むように持ち、
足首から膝方向へ向かって、やさしくさすります。
痛気持ちいい程度の強さで、リズムよく繰り返しましょう。
(2) かかと上げ運動(ヒールレイズ)
足を肩幅に開き、リラックスして立ちます。
ゆっくりとかかとを上げ、つま先立ちになります。
ゆっくりと元に戻します。
10回程度、無理のない範囲で行いましょう。
(3) 水分とミネラル補給
日常的にこまめな水分補給を心がけましょう。
食事からミネラル(カリウム・マグネシウム)を意識して摂ることもサポートになります。
5. まとめ
ふくらはぎは、私たちの身体を支える縁の下の力持ちです。
日々のちょっとした意識やケアで、 ふくらはぎを整えると、身体全体が軽やかに感じられることもあります。
焦らず、無理せず、今日からできる小さな一歩を。
身体が発しているサインに、そっと耳を傾けてみませんか?
※この記事は、一般的な身体ケアに関する情報を紹介するものであり、特定の症状や効果を保証するものではありません。体調に不安がある場合は、専門家にご相談ください。