座っているだけなのに疲れる人へ|身体は“止まり続ける”のが苦手です
- タナカユウジ

- 5月17日
- 読了時間: 7分

「今日はそこまで動いていないのに、なぜか疲れる。」
そんな感覚はありませんか?
デスクワークやスマホを見る時間が長かった日、会議や移動で同じ姿勢が続いた日など、身体を大きく動かしていないのに疲れを感じることがあります。
肉体労働をしたわけでも、運動をしたわけでもない。
それなのに、首や肩が固まり、呼吸が浅くなり、頭がぼんやりする。
こうした状態は、“動きすぎ”だけではなく、“動かなすぎ”でも起こることがあります。
実際、みどり整体院でも「特に動いていないのに疲れる」と言われる方は少なくありません。
今回は、座っているだけなのに疲れる理由を、身体の“止まり続ける負担”という視点から整理してみます。
動いていないのに疲れるのはなぜか
私自身も、ブログ作業や事務作業が続いた日は、「今日はそんなに動いていないのに、妙に疲れる」と感じることがあります。
反対に、少し歩いた日や掃除をした日、軽く身体を動かした日の方が、身体が軽く感じることもあります。
以前は、疲れているなら休んだ方がいいと考えていました。
もちろん休息は大切です。
ただ、実際には休んでいるというより、同じ姿勢で固まっていたために疲れている場合もあります。
身体は、完全に止まったまま長時間過ごすよりも、小さく動きながらバランスを取っている方が自然です。
そのため、座っている時間が長くなると、身体は楽をしているようで、実は同じ場所に負担をかけ続けていることがあります。
身体は小さな動きでバランスを取っている
人の身体は、立っているときも座っているときも、完全には止まっていません。
呼吸に合わせて肋骨や背骨が動き、重心はわずかに変化し、骨盤や足裏も細かくバランスを取り続けています。
このような小さな動きがあることで、身体は一か所だけに負担が集中しないようにしています。
しかし、長時間同じ姿勢が続くと、この微細な動きが少なくなります。
パソコン作業やスマホ操作では、目線が固定され、首や肩の位置も変わりにくくなります。
その結果、呼吸が浅くなったり、背中や骨盤まわりが固まりやすくなったり、首や肩だけで姿勢を支えようとすることがあります。
これは単なる運動不足というより、身体の中で起きる小さな動きが減っている状態です。
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良い姿勢を続けることも疲れになる
座っているときに、「姿勢を良くしなければ」と意識している方もいます。
背筋を伸ばし、胸を張り、きれいな姿勢を保とうとする。
一見すると良さそうに見えますが、その姿勢をずっと固定し続けると、身体にとっては負担になることがあります。
良い姿勢そのものが問題なのではありません。
問題は、良い姿勢を一つの形として固めてしまうことです。
身体は本来、少し崩れて、また戻るという変化を繰り返しています。
呼吸に合わせて背中が動き、骨盤の角度が変わり、座る位置も少しずつ変わる。
そうした動きがあることで、身体は同じ場所に負担をかけすぎずに済みます。
反対に、真面目に姿勢を保とうとするほど、肩や背中に力が入り、呼吸まで浅くなることがあります。
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休んでいるつもりでも、身体は緊張していることがある
座っている時間は、身体を休めている時間のように見えます。
しかし、同じ姿勢で画面を見続けていると、身体は意外と休まっていないことがあります。
首は画面の位置に合わせて固定され、目は一点を見続け、手や肩は細かい緊張を保ったままになります。
さらに、集中していると呼吸が小さくなりやすく、気づかないうちに息を止めていることもあります。
この状態が続くと、身体は休んでいるというより、静かに緊張を続けている状態になります。
そのため、長時間座ったあとに立ち上がると、身体が重い、首や肩が固い、頭がすっきりしないと感じることがあります。
休んでいる時間と、身体が回復している時間は必ずしも同じではありません。
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大きな運動より、まず止まりすぎに気づく
座っているだけで疲れると感じたとき、いきなり運動を増やそうとすると負担になることがあります。
大切なのは、まず止まりすぎに気づくことです。
たとえば、長時間同じ姿勢が続いたら、一度立ち上がる。
椅子に座り直して、骨盤の位置を少し変える。
肩を大きく回すより前に、呼吸がどこまで入っているかを感じてみる。
数分歩くことが難しければ、足裏の感覚を確かめるだけでも構いません。
目的は、頑張って運動することではなく、完全に止まっている時間を少しだけ減らすことです。
身体は機械ではなく、常に変化しながらバランスを取っています。
だからこそ、「休む=完全停止」と考えるより、やさしく動きを入れた方が楽につながる場合があります。
呼吸が変わると、身体も戻りやすくなる
止まり続けている身体では、呼吸の動きも小さくなりやすいです。
特に、座った姿勢で画面を見続けていると、胸やお腹まわりが動きにくくなり、呼吸が浅い位置で止まりやすくなります。
呼吸が浅くなると、肩や首の力も抜けにくくなります。
反対に、呼吸が少し深く入るようになると、背中や肋骨まわりに小さな動きが戻りやすくなります。
これは大きな変化ではありません。
ただ、身体が止まった状態から少し動き始めるきっかけになります。
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まとめ
「動いていないのに疲れる」という感覚は、決して珍しいものではありません。
その背景には、身体を使いすぎた疲れではなく、止まり続けたことで起こる疲れが関係している場合があります。
長時間座ること、スマホやパソコンの画面を見続けること、同じ姿勢で集中し続けること。
これらは一見すると楽に見えますが、身体にとっては小さな緊張を続ける時間にもなります。
大切なのは、休むことと固まることを分けて考えることです。
休むことは必要です。
ただ、身体が同じ姿勢で固まり続けているなら、少し立つ、座り直す、呼吸を感じる、短い距離を歩くといった小さな動きが助けになることがあります。
みどり整体院では、強い刺激で無理に変えるのではなく、呼吸や身体の反応を見ながら、動きやすさを取り戻しやすい状態を探していくことを大切にしています。
中野区や杉並区高円寺エリアで、「座っているだけなのに疲れる」「休んでも身体が重い」「長時間の作業で首や肩が固まりやすい」と感じる方は、“動きすぎ”だけでなく、“止まりすぎ”という視点から身体を見直してみてください。
※この記事は、座り姿勢や身体の疲れやすさについて整体的な視点から整理したものです。特定の症状や効果を保証するものではありません。強い痛み、しびれ、症状が長く続く場合は、医療機関への相談もご検討ください。
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