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肩が上がらないのはなぜ?インピンジメント症候群の原因と整え方

  • 執筆者の写真: タナカユウジ
    タナカユウジ
  • 2025年5月19日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月2日






肩が上がらない、途中で引っかかるように痛む。

そんな違和感を感じたことはありませんか。

シャツに腕を通すときや、洗濯物を干すときにズキッとする。

腕を上げようとすると、途中で止まるような感覚がある。

こうした状態の背景には、「インピンジメント症候群」という考え方があります。


インピンジメント(impingement)とは、肩の中で組織が挟まってしまう状態のことを指します。

まずは、肩の中で何が起きているのかを見てみましょう。




この図では、肩の中で骨と骨の間にスペースがあり、その中を筋肉や腱が通っていることが分かります。

腕を上げたときに、このスペースが狭くなると、中を通る組織が圧迫されます。

これがインピンジメントの基本的な状態です。


では、具体的にどの部分が影響を受けやすいのでしょうか。




ここで注目したいのが、棘上筋という筋肉です。

この筋肉は肩の上側を通っており、腕を持ち上げるときに重要な働きをします。

構造的に、この棘上筋は骨の間を通る位置にあるため、スペースが狭くなると挟まれやすい特徴があります。

その結果、腕を上げたときに痛みや引っかかりとして感じられることがあります。


ただし、この問題は肩だけで起きているわけではありません。

日常の姿勢や動き方も大きく関係しています。


たとえば、猫背の姿勢や長時間のデスクワーク。

スマートフォンを見るときの首の位置や、肩の使い方のクセ。

こうした積み重ねによって、肩甲骨や胸郭の動きが制限されることがあります。


肩甲骨は、肩の動きを支える土台です。

この土台がうまく動かない状態で腕を上げると、肩関節だけで無理に動こうとします。

その結果、関節の中のスペースがさらに狭くなり、挟まりやすい状態になります。


関連記事

肩甲骨の動きと肩の違和感の関係については、コチラの記事でも触れています。

是非ご覧になって下さい。


では、このスペースはどのように整えていけばよいのでしょうか。






この動きは、肩だけでなく肩甲骨や背中も含めて動かすことがポイントです。

壁に手をつきながら腕を上げることで、肩甲骨が自然に動きやすくなります。

その結果、肩関節の中のスペースに余裕が生まれやすくなります。


無理に腕を上げるのではなく、「動きやすい状態をつくる」ことが重要です。

呼吸をゆっくり吐きながら動くことで、身体全体の緊張もゆるみやすくなります。


私自身も、以前肩の腱板を傷めたことがあります。

そのときに感じたのは、「肩だけを何とかしようとしても難しい」ということでした。

肩そのものではなく、肩甲骨や胸まわりの動きに意識を向けたとき、少しずつ変化が出てきました。


肩の違和感は、使いすぎだけが原因ではありません。

動かし方の偏りや、身体全体のバランスが関係していることも多くあります。


痛みがあるときは、動かさないか、無理に動かすかのどちらかに偏りやすくなります。

その間にある、「やさしく動かす」という選択肢を持つことで、身体との向き合い方は変わってきます。


もし強い痛みや炎症がある場合は、無理をせず医療機関での相談を優先してください。


みどり整体院では、肩そのものだけでなく、肩をかばっている周囲の部位や、身体全体のバランスを見ながら整えていくことを大切にしています。


「なんとなく動かしづらい」「少し引っかかる感じがある」。

そういった段階で身体の使い方を見直すことも、ひとつの選択肢になるかもしれません。



※イラスト素材や写真も公開しています。

記事の理解や資料作りに、ぜひご活用ください。

Pixabay

イラストAC

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