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ストレッチが合わない日がある理由

  • 執筆者の写真: タナカユウジ
    タナカユウジ
  • 12 分前
  • 読了時間: 4分

私は毎日2、3回、全身のストレッチをしています。

朝起きたとき。仕事の合間。夜、身体を休める前。

習慣として続けていると、「昨日は気持ちよかったのに、今日は重いな」と感じる日があることに気づきます。同じ時間帯に、同じように身体を動かしているはずなのに、反応がまったく違う。

以前は、その違いをあまり気にしていませんでした。「疲れているだけだろう」「今日は硬い日なんだろう」と流していたからです。

けれど、整体の仕事を続け、自分の身体も観察するようになってから、考え方が少し変わりました。

ストレッチが合わない日があるのは、珍しいことではありません。むしろ、身体の状態が毎日違っている証拠だと捉えた方が自然なのではないか。

今回は、ストレッチが合わない日がなぜ起きるのか。そして、そんな日にどう考え、どう付き合えばいいのかを整理していきます。


身体は毎日、同じ状態ではない

ストレッチをしていて感じる違和感の多くは、やり方そのものの問題というより、その日の身体の状態によるものだと感じています。

私たちの身体は、思っている以上に多くの影響を受けながら一日を過ごしています。睡眠の質や時間。前日の仕事量や移動距離。気温や湿度、季節の変化。人とのやり取りによる緊張感。

こうした要素が重なり合い、身体の反応は毎日少しずつ変わります。昨日は自然に動いた範囲が、今日は途中で引っかかるように感じる。同じストレッチをしていても、軽く感じる日もあれば、重く感じる日もある。

それは、身体が不調になったというよりも、「今日はこういう状態ですよ」というサインのようなものだと捉えています。変化があること自体は、特別なことではありません。


無理に伸ばそうとすると起きやすいこと

ストレッチが合わないと感じたとき、 「硬いから、もう少し伸ばした方がいいのではないか」 「毎日やっているのだから、今日もやらなければ」 そんな考えが浮かぶことがあります。

ただ、その意識が強くなりすぎると、身体には別の反応が出やすくなります。

呼吸が浅くなる。

無意識に力が入る。

伸ばしているはずなのに、終わったあとに違和感が残る。


たとえば、絡まったイヤホンをほどこうとしている場面を思い浮かべてください。

急いで強く引っぱるほど、結び目はかえって固くなり、余計にほどけなくなります。

 一度手を止め、向きや力のかかり方を確かめてから、少しずつ動かした方が、結果的に早く解けることが多い。

身体も、それとよく似ています。


これはストレッチが悪いわけでも、やり方が間違っているわけでもありません。

その日の身体が、強い刺激を必要としていないだけの場合もあります。

伸ばすことよりも、「今の身体がどう反応しているか」を見る視点が抜けてしまうと、 結果的に、身体との距離が少し遠くなってしまうこともあります。


「今日はやらない」という判断もケアの一つ

ストレッチは、続けること自体が目的ではありません。身体を整えるための手段の一つに過ぎません。

やってみて合わないと感じたら、そこでやめる。今日は動かさないと決める。刺激を入れない選択をする。

それらも、身体の反応を尊重した立派な判断だと考えています。

毎日同じことを続けるよりも、その日の状態に合わせて選択を変える。その方が、長い目で見て身体と付き合いやすくなることもあります。


身体を観察するときのシンプルなポイント

ストレッチを続けるかどうかを判断するとき、私は次のような点を目安にしています。

・動かしている最中、呼吸が止まっていないか・伸ばしている部分以外に、余計な力が入っていないか・終わったあと、重さや違和感が増えていないか

「気持ちよさ」や「どれだけ伸びたか」よりも、違和感が増えていないかどうかを見るようにしています。

少しでも引っかかりを感じたら、その日は無理をしない。それだけでも、身体との関係は変わってきます。


まとめ

ストレッチが合わない日があるのは、珍しいことではありません。それは身体が怠けているわけでも、衰えているわけでもなく、その日の状態をそのまま反映しているだけの場合があります。

毎日同じことを続けるよりも、今日はどう感じるか。今、どこに力が入っているか。終わったあと、身体はどう変わったか。

そうした点に目を向けることが、セルフケアを続ける上では大切だと考えています。

やらない判断を含めて、選択肢を持っておく。無理をしない日があってもいい。

身体との付き合い方は、一つではありません。その日の身体に合わせて選び直していくことが、結果的に長く続くケアにつながっていきます。


※本記事は、特定の症状の改善や効果を保証するものではありません。日々の身体の感じ方や変化を観察するための、一つの考え方としてご覧ください。



 
 
 

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