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ストレッチしても動きにくい理由とは?身体の“滑走”という視点

  • 執筆者の写真: タナカユウジ
    タナカユウジ
  • 3月31日
  • 読了時間: 5分

更新日:4月24日


ストレッチしても身体が動きにくいときに見直したい“滑走(滑り)”という視点


「ストレッチをしているのに身体が動きにくい。」


「やわらかいと言われるのに、なぜか引っかかる感じがある。」


このような感覚を持つ方は少なくありません。


こうしたとき、一般的には「身体が硬いから」と考えられがちです。


ただ、実際には硬さだけでは説明しにくい動きにくさもあります。



そこで一つの手がかりになるのが、身体の中の“滑走(滑り)”です。


私の整体でも、この滑り方や動きのつながりを大切に見ています。


身体は一つのかたまりではなく、いくつもの層でできています。


筋肉、皮膚、その間にある組織が重なり合い、わずかにずれ動くことでスムーズな動きが生まれます。


この「層同士の動き」を、ここでは“滑り”と呼びます。



滑走が失われると、身体には何が起こるのか


滑走が保たれている状態では、動き出しが自然で、余計な力みが少なく、必要な分だけ無理なく動けます。


一方で滑りが小さくなると、動き出しが重い、途中で引っかかる、一部だけ突っ張る、伸ばしても抜けないといった変化が出やすくなります。


ここで大切なのは、必ずしも「硬さ」だけが問題ではないという点です。


柔らかくても動きにくさは出ますし、可動域があっても動作の途中で止まることがあります。


問題は、層同士がうまくずれ動けているかどうかです。


たとえば何枚かの布が重なっている状態を考えると、適度に動けば扱いやすい一方で、張りつくと一部に負担が集まります。


身体の中でも同様に、同じ姿勢の継続や特定動作の繰り返し、無意識の緊張の積み重ねによって、「ずれ動く余白」が減っていきます。


その結果、単に硬いというよりも、動きがつながらない身体になっていきます。


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首を動かすと肩までつっぱる。


腰をひねると股関節がついてこない。


腕を上げると背中まで重い。


こうした状態は、滑走の低下によって全体の連動が落ちていると考えると見えやすくなります。



私の整体が見ているのは、強さよりも動きのつながりです


一般的には、強く押したり大きく伸ばしたりして変化を出す方法もあります。


ただ、滑走の視点で見ると、必要以上に強い刺激は身体が身構える要因になることがあります。


そのため私は、強さで押し切るよりも、身体が自然に動きやすくなる条件を探すことを大切にしています。


具体的には、関節のわずかな動きや組織の遊び、呼吸に伴う変化、重さの乗り方、左右差や前後差といった情報を手がかりにします。


身体は動きやすい方向と引っかかりやすい方向を、すでに示していることがあります。


その差を踏まえて関わることで、別の場所へ負担を逃がさずに変化が出やすくなります。


私が意図しているのは、固いところを力で押し込むことではありません。


滑りが戻りやすい方向を探しながら、身体が自分で動きを取り戻しやすいきっかけをつくることです。


言い換えれば、「変える」よりも「戻りやすくする」という考え方に近いです。



最初の触れ方で分かること


最初に触れたときから、温度や張りの出方、呼吸に合わせた動きの変化、どの方向に動きやすく、どこで止まりやすいかといった情報が入ってきます。


これらは単に「凝っている」「硬い」といった一言では表しきれません。


どこが悪いかを一つに絞るというより、どこで滑走が小さくなり、どこで連動が途切れているかを見る感覚に近いです。


そのため、強い刺激で反応を起こすのではなく、身体が警戒しにくい範囲で関わることを重視します。


大きな刺激を受けた感覚はないのに、動きやすさを感じる場合があるのは、この関わり方による可能性があります。



具体例から見える、硬さだけでは説明できない身体


見た目の可動域はそれほど悪くないのに、動きの途中で急に引っかかるような感覚を訴えるケースがあります。


大きく見れば動いているのに、途中だけ妙に重いという状態です。


このような場合、単純に硬い場所を強く押したり、さらに深く伸ばしたりすると、かえって身体が防御的になることがあります。


動きの大きさではなく、どこで滑りが途切れているかを丁寧に見ていくと、表面上の柔らかさとは別の引っかかりが見えてくることがあります。


実際には、ごく小さな方向づけや呼吸に合わせた関わりで、動き出しの重さがやわらぐことがあります。


派手な変化ではありませんが、「さっきより動きやすい」と感じる方もいます。


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まとめ


身体の動きにくさは、単純な硬さだけでは説明できないことがあります。


層同士が滑り、全体が連動して動けているかどうかという視点を持つと、見え方が変わります。


私の整体でも、強い刺激で変化を出すことより、身体が自然に戻りやすい条件を探すことを大切にしています。


柔らかいのに動きにくい。


伸ばしても引っかかる。


そのような感覚がある場合は、「硬さ」だけでなく「滑り」という視点も思い出してみてください。


みどり整体院では、身体の硬さだけでなく、動きのつながりや滑り方も含めて見ています。


中野区で整体をお探しの方で、柔らかいのに動きにくい、伸ばしても引っかかると感じる場合は、こうした視点も参考になるかもしれません。



※本記事は一般的な身体の見方を解説したものであり、特定の効果を保証するものではありません。


※イラスト素材や写真も公開しています。

記事の理解や資料作りに、ぜひご活用ください。

Pixabay https://pixabay.com/users/midori_therapy_studio-51370568/



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