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三日坊主は性格ではない。努力が止まる「反動」の話。

  • 執筆者の写真: タナカユウジ
    タナカユウジ
  • 2 日前
  • 読了時間: 4分


運動やストレッチや読書などを始めても、気づけばやらなくなっていることがあります。

そのときに自分へ向けて出てくる言葉が、意外と強いことがあります。


三日坊主だ。

意志が弱い。

だらしない。


こうした評価が先に立つと、次に始める前から身体が重くなることがあります。

ここで一度、性格や根性の話から離れてみます。

努力が止まる場面には、意志とは別の仕組みが絡んでいる場合があるからです。


三日坊主は本当に性格の問題なのか

続かないことを性格としてまとめてしまうと、原因が見えなくなります。

原因が見えないまま対策を立てると、だいたい気合と我慢に寄ります。

気合と我慢は、短期では動けても、長期では反動を呼びやすい傾向があります。

つまり、続かないのは弱いからではなく、設計が合っていないだけの可能性があります。

ここでいう設計とは、目標の立て方や、頑張り方の型や、自分への命令の出し方です。


「やらなければ」が作る身体の緊張

何かを続けようとするとき、頭の中には命令文が増えます。


今日もやらなければ。

休んではいけない。

決めたことは守らなければ。


この命令文が強いほど、身体は静かに緊張します。

呼吸が浅くなることがあります。

肩が上がることがあります。奥歯を軽くかみしめることがあります。

本人はやる気のつもりでも、身体は警戒モードに寄っている場合があります。

警戒モードで続けると、続けること自体が負担として積み上がりやすくなります。


努力が止まるのは反動が起きているから

緊張は、悪いものではありません。

ただ、緊張は使い続けると消耗します。消耗が増えると、身体は離脱を選びやすくなります。


急にやりたくなくなる。

何も考えたくなくなる。

一度距離を置きたくなる。


この流れは、怠けというより反動として説明できる場合があります。

やらなければが強いほど、反動も強くなることがあります。


続く人は頑張っていない場合がある

続く人は、毎回同じ強度でやっているとは限りません。


今日は五分だけ。

今日は半分だけ。

今日はやらない。


こうした選択を、失敗として扱わないことがあります。

続く人は、自分への命令を減らすのがうまいことがあります。

続けることを守るより、状態を確認して選び直すことを優先する場合があります。

結果として、反動が起きにくくなり、また戻りやすくなります。


続ける形を作るための視点

ここからは、意志を鍛える話ではなく、続けられる形を作る視点です。

ポイントは二つです。

一つ目は、命令文を弱めることです。二つ目は、身体の緊張を先にほどくことです。


・命令文を弱める

毎日やるべき。

絶対に続ける。

途中でやめない。

この表現は、やる気を出す反面、緊張を増やすことがあります。


代わりに、確認文に変えます。今日はできそうか。

今の身体はどうか。

今は何分なら無理がないか。

命令文から確認文に変えるだけで、反動が起きにくくなる方もいます。


・身体の緊張を先にほどく

行動の前に、身体の状態を一度だけ見ます。

ここで大事なのは、何かを改善させようとしないことです。

ただ確認します。


肩は上がっていないか。

息は浅くないか。

奥歯に力が入っていないか。


もし力が入っていたら、息を吐くほうを少し長くします。

それでもまだ固いなら、今日は短くする判断もあります。

この判断を許可できると、続けることが自己攻撃になりにくくなります。


まとめ

努力が続かないとき、意志が弱いと結論づける必要はありません。

続かないのは、反動が起きているだけの可能性があります。

反動は、命令文の強さと、身体の緊張の積み上げで起きやすくなります。

続けるために必要なのは、気合よりも設計の見直しです。命令文を確認文に変える。

行動の前に身体の緊張を一度だけ見て、今日の量を選び直す。

この二つを試すだけでも、続き方が変わることがあります。



イラスト素材や写真も公開しています。記事の理解や資料作りに、ぜひご活用ください。



 
 
 

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