身体の声を聴く方法
- タナカユウジ

- 2025年4月4日
- 読了時間: 4分
更新日:2025年4月19日

「疲れ」や「こわばり」は、身体からのやさしいサインかもしれません
肩や腰まわりに感じるなんとなくの重さや違和感。
それは、身体がそっと発しているサインかもしれません。
私たちはつい、「まだ大丈夫」とその声を無視してしまいがちですが、それを見過ごし続けてしまうと、こわばりが習慣化し、心身のバランスが崩れやすくなることもあります。
整体師として身体に触れていると、「身体はいつも正直だなあ」と感じることがあります。
たとえば肩のこわばりは、姿勢や日々のストレス、目の使いすぎなどが影響していることもあり、腰まわりの重さや張りも、生活習慣や身体の使い方と深く関わっているように思います。
まずは、自分の身体を観察してみることから始めてみませんか?
「身体の声」とは?
「身体の声を聴く」というと、ちょっと抽象的に感じられるかもしれません。
でも、私たちの身体は日々たくさんのサインを出しています。
たとえば:
なんとなく気になる肩のこわばり
ついさすってしまう腰まわり
朝の目覚めが重く感じる
気がつくと猫背になっている
こういった無意識の動作や姿勢の変化も、実は身体が「今ここに負担があるかも」と伝えてくれているのかもしれません。
デスクワークと肩まわりのこわばり
長時間のパソコン作業で感じる肩の違和感。
それは単に筋肉の疲労だけでなく、目の疲れや集中による緊張感、精神的なストレスなどが関わっていることもあります。
こうした要因が重なることで、肩や首まわりがこわばりやすくなり、結果として姿勢が崩れやすくなることもあります。
また、姿勢が崩れることで呼吸が浅くなると、身体全体のリズムにも影響が出やすくなり、頭の重さやだるさにつながる感覚を持つ方もいらっしゃいます。
腰まわりの違和感も、ストレスと関係することが
重い荷物を持ち上げたり、同じ姿勢が続いたりすると、腰に負担を感じやすくなることがあります。
でも実は、ストレスや緊張によって筋肉がこわばることもあるのです。
たとえば、ストレスを感じているとき、自律神経のバランスが乱れやすくなり、その結果として身体が緊張状態を維持しようとする——そんなことも起こるようです。
このような状態が続くと、腰まわりをはじめ、身体全体が「休みにくいモード」になってしまうこともあります。
自分の身体を観察するということ
「身体の声を聴く」というと大げさに感じるかもしれませんが、ほんの少しの時間、自分の身体に目を向けるだけでも、いろんなことに気づけるものです。
たとえば朝起きたときに、首や肩をゆっくり回してみる。「なんとなく張っているな」「今日は動かしづらいな」と感じたら、それは身体が「いつもよりがんばっている」と知らせてくれているサインかもしれません。
また、デスクワーク中にときどき背伸びをしてみる。腰まわりに重さや張りを感じたら、少しだけ立ち上がってストレッチをしてみる。
ほんのひと工夫でも、身体が少しゆるむことがあります。
身体の声に応えるセルフケア
身体の声に気づいたら、ちょっとしたセルフケアを取り入れてみましょう。
たとえば肩のこわばりには、肩甲骨まわりをゆるめるストレッチが参考になるかもしれません。
肩を回す、肩甲骨を寄せる動きを取り入れることで、血流が促され、身体があたたまる感覚が出てくる方もいます。
また、腰まわりが気になるときは、骨盤をやさしく回す体操や、座るときに膝を少し曲げて負担を減らす座り方などもおすすめです。
さらに、深呼吸を取り入れることも、身体を整えるヒントになります。
深く吐くことで、副交感神経が優位になりやすくなり、心が少し落ち着いてくる方もいらっしゃいます。
心にもゆとりを
身体のケアとともに、心のゆとりにも目を向けてみましょう。
ストレスや不安が溜まっていると感じたら、散歩をする、軽く身体を動かす、趣味に集中する——そんな時間を意識的につくってみることも大切です。
「ちょっと休もうか」と自分に声をかけるだけでも、身体の緊張がふっと緩むこともあるのです。
おわりに
「身体の声を聴く」というのは、ただの不調を見つけるためだけでなく、自分自身と向き合うやさしい時間でもあります。
私自身も、日々の生活の中で、自分の身体の反応に意識を向けるようにしています。運動した後の感覚、食事のときの胃腸の様子、睡眠の質などから、「今日はちょっと無理しすぎたかな?」と感じ取れることがあります。
こうしたちいさな観察やセルフケアの積み重ねが、身体と心のバランスを整えるヒントになると感じています。
どうか、自分の身体の声にそっと耳を傾けながら、ご自身のペースで、無理のないケアを取り入れてみてください。



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