5月の“なんとなくだるい”は、身体からのサインかも ~自律神経とだるさ、ゆるめるというケアの視点から~

更新日:9月9日
「朝起きても疲れが残っている」
「身体が重くて、何となくやる気が出ない」
「休んでいるはずなのに回復した気がしない」
5月になると、このような相談を受けることが増えてきます。
熱があるわけでもなく、どこかが強く痛むわけでもありません。
それでも身体が思うように動かず、「年齢のせいかな」「気合いが足りないのかな」と考えてしまう方も少なくありません。
しかし、この時期のだるさは、身体が環境の変化へ一生懸命対応した結果として現れていることがあります。
今回は、5月にだるさを感じやすい理由と、自律神経や身体の働きとの関係について、整体の視点からお話しします。
身体は休まず環境に合わせ続けている
私たちは意識しなくても呼吸をし、体温を保ち、血液を巡らせています。
こうした生命活動を24時間調整しているのが自律神経です。
自律神経は活動するときに働きやすい交感神経と、休息や回復を助ける副交感神経が状況に応じて切り替わりながら身体のバランスを保っています。
ところが春から初夏へ移り変わる5月は、朝晩と日中の気温差、気圧の変化、生活リズムの変化、新年度から続く緊張などが重なり、自律神経には普段以上の負担がかかりやすくなります。
こうした変化が重なる時期には、普段と同じ生活をしていても疲れやだるさを感じやすくなることがあります。
「だるさ」が続くときは生活の変化も振り返る
疲れがたまっているときには、身体が重い、集中しにくい、眠ってもすっきりしない、肩や首に力が入りやすいなど、さまざまな変化を感じることがあります。
特に5月は、新年度から続いていた緊張が落ち着く一方で、連休によって睡眠や食事の時間が変わるなど、生活リズムが乱れやすい時期でもあります。
「気合いが足りない」と考えて無理をするのではなく、最近の睡眠時間や食事、仕事量、身体を動かす時間などを一度振り返ってみることも大切です。
日頃から疲れをため込まない生活を意識したい方は、「身体の疲れをためない習慣|肩や腰をいたわるシンプルな整え方」も参考になります。
疲れているときは休息の取り方を見直す
身体が重いと感じると、「運動しなければ」「もっと身体を動かしたほうがいい」と考えることもあるかもしれません。
適度に身体を動かすことは大切ですが、疲労感が強いときに無理をする必要はありません。まずは睡眠時間を確保する、湯船につかる、長時間同じ姿勢を続けない、軽く身体を動かすなど、その日の体調に合わせて過ごし方を調整してみましょう。
呼吸が浅くなっていたり、肩や首へ力が入り続けていたりする場合は、楽な姿勢でゆっくり呼吸しながら身体の力を抜く時間をつくる方法もあります。
また、「なんとなく身体が重い」「疲れが抜けない」という状態が続いている方は、「なんとなく身体が重いときのセルフケア方法」も合わせて読むことで、日常生活で取り入れやすい工夫が見つかるかもしれません。
休んでも疲れが抜けないときに考えたいこと
忙しい毎日が続いていると、休日に長く寝たり、家でゆっくり過ごしたりしても、思ったほど疲れが抜けないことがあります。
そのようなときは、単純に休む時間の長さだけでなく、睡眠の状態や普段の活動量、仕事中の姿勢、身体へ力が入り続けていないかなども振り返ってみましょう。
また、仕事や人間関係などで緊張が続いていると、休んでいるつもりでも肩や首へ力が入ったままになったり、呼吸が浅くなったりすることがあります。
身体の状態と心理的な緊張は別々に考えるのではなく、互いに影響し合うものとして見ることも大切です。
心と身体の関係については、「心と身体はつながっている?整体師が考えるバランスを整えるセルフケア」でも詳しく紹介しています。
心と身体の関係については、「心と身体はつながっている?整体師が考えるバランスを整えるセルフケア」でも詳しく紹介しています。
整体では身体全体の状態を確認します
整体では、疲れや重さを感じている場所だけでなく、身体全体の動きやバランスを確認しながら施術を行います。
たとえば肩や首にこわばりを感じていても、背中や骨盤、股関節などの動きによって特定の場所へ負担が集まっていることがあります。
そのため、気になる場所だけを強く刺激するのではなく、身体を動かしたときの左右差や関節の動き、姿勢なども確認します。
また、本人は力を抜いているつもりでも、施術中に肩へ力が入ったり、呼吸を止めたりすることがあります。
そのような反応も確認しながら、身体の状態に合わせて刺激の強さや施術方法を調整していきます。
整体だけですべての疲れやだるさに対応できるわけではありませんが、身体のこわばりや動かしにくさを感じている場合には、普段の姿勢や身体の使い方を見直すきっかけの一つになります。
まとめ
5月は気温や気圧の変化に加えて、新年度から続く生活環境の変化や連休による生活リズムの変化などが重なる時期です。
そのため、「何となく身体が重い」「朝起きても疲れが残っている」と感じることがあります。
そのようなときは無理に頑張ろうとせず、まず睡眠や食事、入浴、活動量など普段の生活を振り返ってみましょう。
長時間同じ姿勢を続けないことや、体調に合わせて軽く身体を動かすことも選択肢になります。
一方で、強いだるさが続く場合や、十分に休んでも状態が変わらない場合には、季節や疲労だけが原因とは限りません。
特に発熱、息苦しさ、胸の痛み、急激な体重変化などを伴う場合は、早めに医療機関へ相談してください。
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※この記事は、一般的な身体の仕組みやセルフケアについて紹介するものであり、診断や治療を目的としたものではありません。強いだるさが続く場合や、発熱、息苦しさ、胸の痛み、急激な体重変化などを伴う場合は、早めに医療機関へご相談ください。
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